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スポーツ誘っても全然来ないやつの気持ちがわかった

 

2ヵ月ほど前にバスケットボールを買いました。

 

家の近く(現在スイスにいます。)にバスケットコートがありまして、バスケがしたくなってしまったのです。

 

とはいってもバスケは全くのド素人。

 

小さいころからずっとやっていたのは野球で、バスケは友達と何回か遊びでやったり、体育の授業で少しやったりしたぐらいです。

 

そんな私ですが、バスケットボールを買ってからというもの、夜な夜なバスケットコートに赴きまして、ひとり練習をしていたのです。

 

自分で言うのもなんですが、運動神経は悪いほうではないので、バスケも案外イケてると思いながらシュートを打ち続けていました。

 

それを週二回ぐらいのペースで続けていたのです。

 

そして最近になって日がのび、暖かくなってきてたこともあり、スイスのストリートバスケプレイヤーが多く現れるようになりました。

 

相変わらず私は一人で練習をしていたのですが、あるとき

 

「3on3やらないか?」

 

と人数合わせ的に声をかけられました。

 

特に断る理由もないですし、私もゲームはしたかったので二つ返事で承諾しました。

 

ここからが悪夢の始まりです。

 

バスケのハウツーを一切知らない私は、ディフェンスの動きなどわかるはずもなく、マンツーマンディフェンスとして仲間から指定された相手におどおどと付きまとっているだけ。

 

アタックに転じたところで、ドリブルもボールキープもままならず、仲間にすぐパスを出すだけ。

 

それから、意外に重大な問題だったのが、接触プレーに慣れていないことでした。

 

野球一筋、しかもピッチャーだった私にとって接触プレーは無縁。

 

一方、ストリートバスケで鍛えられた彼らたちは、欧米気質も交じって主張も強ければ、競り合いも強い。身長だって私178あるのですが、高い人のほうが多いし。

 

私は、遠慮がちにボールを見送っていました。

 

ここらでだいたいの人が「こいつ使えないな」って気付くわけです。

 

自然とボールが回ってくる回数も減り、私がまともに機能しない自軍は常に劣勢というわけです。

 

でも彼らいいやつなんですよ。

 

ちゃんと私にボールが全然わたっていないのを気にして、「次お前にパス出すから!」とパスをくれるんですね。

 

パスを受けた私はとりあえずシュートを打つんですよ。

 

でもちょろっと練習したやつのシュートなんかほとんど入るわけないですよね。

 

この時の私の気持ちと言えば

 

「辛い。。」

 

私という外れくじを引いてしまった自分のチームの仲間に申し訳ない気持ちでいっぱいになって、バスケを楽しむなんて気持ちはどっかへ行ってしまっていました。

 

こうなってしまった私の精神状態は負のスパイラルで、

 

仲間がシュートを外して「クソッ!」と言えば、

 

「あぁ、俺が全然使えないからいらだってるんじゃないかなぁ。」とか

 

「どうせおれシュート決まんないからパス無理に出さなくていいよ。。」とか

 

「本当におれが戦力になってなくて申し訳ないな。。」的な感じでマイナス思考しかできなくったのです。

 

3試合やって私のチームは3連敗を喫したのですが、みんな「ナイスゲーム!!!」といって帰っていきました。

 

私もとぼとぼと家に向かいながら思いました。

 

「あいつの気持ちがちょっとわかったかも。」

 

あいつというは私の同窓生。

 

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私「みんなでドッチボールやるけど来る?」

あいつ「俺はいい。下手だし。」

私「下手でも全然かまわないよ。おいでよ。」

あいつ「いや大丈夫。」

私「なんで?ドッチボール嫌いなの?」

あいつ「いや別にそういうわけじゃないけど。でもいい。」

私「そっか。。(よくわかんねーやつだな。)」

~~~~~~~~

 

この足を引っ張ている罪悪感が嫌だったんだろうなと思います。

 

たとえ周りが全く気にしていなかったとしても「自分のせいで…」っていうのがまとわりついてしまって、周りに申し訳なくなってしまうんですよね。

 

もちろん、体動かすのがそもそも嫌いとか、本を読むのが好きとかいう人もいると思うんですが、おそらくこの罪悪感にさいなまれてスポーツをしたがらない人っているんじゃないですかね?

 

今更ながら、そんな気持ちがわかったような気がします。

 

と言いつつ、無駄に負けず嫌いな私はリベンジに向けて今日も夜な夜なバスケットコートへ向かうのでした。

 

しょう

 

 

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