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認知科学ー表情フィードバック仮説ー

こんにちは。えびです。

ついにGWも終わってしまいましたね……

『悲しすぎてやる気が出ない』なんて5月病にかかってしまった人もいると思います。

 

そんな人に朗報です!

今回記事にした「表情フィードバック仮説」は、仕事や学業などに対するやる気を失ってしまいかけている人が、やる気を取り戻すのにうってつけのものです。

では、本題に入っていきたいと思います。

 

認知科学

 

前回別の記事で、表象に対して少し触れました。その時は対称性、主に文字や文・音に関する外的表象について詳しく見たのですが、

今回は主に表情や身振りについて触れていきます。

 

人間の身体が様々な意味を表彰していることに異論がある人はいないと思います。

また、その中でも表情がその人の心理的状態ーつまり感情ーを表彰していることは納得できるでしょう。

一つ簡単な例を挙げると、口角が上がり目じりが下がっている人を見れば、多くの人がその人が喜んでいることを読み取ると思います。

最近であれば、メンタリズムが流行ったこともあり、人間の微妙な行動や身体的特徴によって相手の心理状況を読むことをテーマとした心理学本や漫画を本屋で目にすることが多くなった印象を受けます。

私的なことですが、僕はギャンブル漫画や推理漫画などが好きなので、個人的に面白いマンガが増えてくれて嬉しいです。(笑)

 

また、表情だけでなく身振りも様々なことを表彰しています

それは感情に限ったことではありません。

例えば、拍手をすることはその人への敬意や感謝を表彰していることになります。

他にも、ハグやキスは愛情表現の一種として共通の理解を得られています。

 

このように僕たちは他社の表情や身振りを見ることで、その人が起こった事象に対してどんなことを感じ、何を考えているのかを理解することができる、と言えます。

 

表情フィードバック仮説

 

表情フィードバック仮説とは、

 

僕たちの感情は表情が原因となって引き起こされている

 

と考えられている概念です。

似た概念にジェームズ・ランゲ説と呼ばれている仮説があります。

一般的に、僕たちはまず先にある感情状態になってから、それに対応した特定の表情や身振りが表れる、と思われています。

つまり、心理的な状況―感情ーが原因で、表情や身振りがその結果である、という考え方です。

 

ジェームズ・ランゲ説はこれとは逆のことを提唱しています。

要するに、表情や身振りが原因で、僕たちが感じる感情こそがその結果である、と考えるのです。

ジェームズ・ランゲ説に従うと、「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」というよく引用される有名な文句が導き出されます。

 

表情フィードバック仮説に関する実験

 

表情フィードバック仮説はまさにこの考え方に着想を得ています。

それを実証する研究も確認されています。

 

被験者を二つのグループに分け、異なった指示を出します。一方のグループには口を開けてボールペンを前歯でくわえてもらいます。

もう一方のグループには、唇でボールペンをくわえてもらいます。

そして両グループの被験者には同じ漫画を読んでもらい、その面白さを評価してもらう、という簡単な実験です。

その結果は、前者のグループの方が後者のグループよりも漫画を面白いと高い評価を付ける傾向にありました。

この結果の理由は、前者のグループがボールペンをくわえることで、僕たちが「喜」を感じるときの表情となり、後者のグループは逆に「不満」を言う時のような表情になるからだと、考えられています。

そして、このような表情が僕たちの感情に対して影響を及ぼすことを「フィードバック仮説」と言います。

 

最後に

 

GWでやる気がなくなってしまいかけた人は、ぜひ仕事や勉学に前向きに励めるようにボールペンをくわえるなどして、「喜」の表情を作るようにしてみるのは、どうでしょうか。

いくらかの効果はあると思います。

また、一つの作業が終わるたびに、ガッツポーズをするなど工夫の仕方は色々あるはずなので、ぜひ楽しく過ごせる時間を増やせるように色々試してみてください。

 

文責:えび

 

参考文献

鈴木宏昭(2016)『教養としての認知科学』東京大学出版会

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