1. トップ
  2. 思考・自己啓発
  3. 認知科学ー対称性ー
このエントリーをはてなブックマークに追加

認知科学ー対称性ー

こんにちは。えびです。

最近は全く生活のリズムがつかめず、四苦八苦する毎日が続いています。

ただ、睡眠が勝手に6時間程度になったことはうれしい進歩です!

まぁ、だいたいいつも疲れて二度寝してしまっているのですが……(笑)

 

認知科学

 

今回は認知科学のテーマで記事を書きます!

認知科学の中でもこの記事で注目するのは「対称性」です。

説明が少し難しいため、若干理解しにくいかもしれませんが、その場合は僕の説明が下手ということで片付けてください。(笑)

もちろん、精一杯の努力はします!

 

対称性とは

 

まず初めに今回話すことに関する対称性の定義をしておきたいと思います。

対称性とは

 

二つの対象・事象の間に双方向の結合があること

 

と言えます。

もっとわかりやすく言うと、「AならばB」という関係を学習したならば、同時に「BならばA」という関係も成り立つことを言います。

この考え方は、認知科学で議論される外的表象に関連して用いられます。

特に文字と音の関係を説明するときに重要な役割を担います。

例を一つ上げると、外国語の単語学習がよくわかると思います。

 

例えば、「犬」は英語で「dog」、ドイツ語では「Hund」であると学習します。

この場合、「dog」が「犬」であることも「Hund」が「犬」を表していることも新たに学習しなくてもわかります。

このような関係性を双方向の結合がある、と言います。

 

人間と動物どちらが高等な生物なのか

 

この項目名を見て『おいおい、そんなことわかりきっているよ。』と思った人もいると思いますが、少し我慢して飛ばさずに読み進めてください。

意外な事実が分かります。

 

では、話を戻します。

 

先ほどみた双方向の結合は、僕たち人間の世界ではごく当たり前のように成り立っていることだと思われます。

しかし、動物の世界ではそんなことはありません。

動物を用いた実験では、対称性が確認されることは極めて例外的です。

双方向の結合が確認されるのは、”訓練された”特定のチンパンジーとアシカだけです。

 

『やっぱり人間の方が高等じゃないか。』という言葉が聞こえてきそうです。

しかし、実は人間が初期にて物事を認知する際の方向付けの多くは、

 

方向なし

 

と結論付けるのです。

先ほどの例でいうと、教育を受ける前の人間は、「犬」と「dog」、「Hund」の間に関係性を見いだせないということです。

 

一方で動物は、物事を認識する際にA→Bという方向付きの関係を形成します。

これが、動物の方が人間よりも、ある種のサインを読み取ったり、事象への反応速度に関係する能力が優れている一つの理由かもしれません。

 

要するに、動物の方が論理に沿った思考方法を身に付けていて、非論理的な人間は教育を通して双方向の結合を抑制し、動物的な方向付けされた思考を学習する、ということです。

こうした教育を受けることで、その延長線上にAとBの間により複雑な関係性を見出すことが可能となります。

例えば、

「犬は哺乳類だ。」といえても、「哺乳類は犬だ。」と言えないことなどがわかるようになります。

 

少しややこしい話になりましたが、自分たちの認知プロセスと他の種の認知プロセルの違いを知っておくことは非常にに有益なことだと僕は思います。

大事なことは、

 

  • 人間は生まれながらにしてある事象間に方向付けした関係性を見出すことが出来ない。
  • 対称性が認められる場合、二事象間に物理的な類似性が存在する必要はない。
  • 双方向の結合があれば、逆の関係を学習する必要はない。

 

の3つです。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

文責:えび

 

参考文献

鈴木宏昭(2016)『教養としての認知科学』東京大学出版会

このエントリーをはてなブックマークに追加
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。