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幼児教育において最も大切なこと

 

おそらく、全ての画像に対して「かわいい」という感想を持ったのではないでしょうか?

 

では、次にもう一度最初の写真にさかのぼって、今度は「かわいい」を禁止して感想を考えてみてください。

多分、色々な表現が出てくるはずです。自分でも驚くほど豊かに表現できるようになった人もいるかもしれません。

ここから、色々なことが分かってきます。

 

言語の多様性

 

僕たちはしばしば、自分たちの感情の表現を怠けてしまいます。思考をストップさせてしまうと言っても、いいかもしれません。

先ほどの例を見返してもらうと実感できると思います。

全て違うものであるはずなのに、抱いた感情が「かわいい」の一色では、あまりにも味気ないですよね。

そもそも、「かわいい」や「怒り」、「美しい」などといった感情は、多様的であるはずです。それに合わせて、自身の感情を表現するための微妙な差異を持った言葉が数多くあり、実に多様です。

 

たまに、最近の若者は言語力に乏しい、とぼやきを聞くことがあります。

僕自身も若者の部類に入ってしまうので、昔の人とどれくらい言語力に差があるのか、正直分かりません。

しかし、おそらくそうだろうなぁ、と思い当たる節はあります。

高画質化、映像などが発達して、視覚情報に頼ることができる技術が発達した現代では、昔ほど細かい描写がなくても、情景や感情を共有することが可能になりました。

名作と言われている昔の小説や物語などを読んでみると、その細かくも豊かな描写に驚きます。

詩や文学作品に触れた方が、表現力が付き、情緒豊かな人に育つと言われていることにも納得できます。

 

これは持論ですが、些細な言葉のニュアンスの差を捉えられるということは、生活の内の微妙な変化に気づくことができる、ということにつながると思います。

そして、日々の生活の微妙な変化から、小さな幸せが生まれてくるのではないでしょうか。

 

思考は言葉に支配される

 

せっかくなので、さらにもう一歩踏み込みたいと思います。

実は、僕たちの思考は言葉に支配されている、と言われることがあります。

 

ピンとこない人もいると思うので、少し想像してみてください。

 

「あらゆることを言葉を使わずに、考えてみてください。」

 

と言われたら、どうでしょうか。

何でもいいです。明日の夕食の献立でも、最近読んでいる本のことでも。

 

きっと、多くの人は言葉なしで深く考えることが出来ずに、困惑するでしょう。

僕たちは、一見言葉を自由に駆使しているようで、実は言葉に支配されています。

 

幼児教育で最も大事なものの一つは、情緒教育

 

情緒豊かな子供、感情表現が豊富な大人に成長して欲しい、あるいはなりたい、と思っている人は多いと思います。

先に述べたように、僕たちの感情は本来多様なものであるはずです。しかし、頭が怠けてしまい、しばしば安直な表現で済ませてしまうことがあります。

 

写真の例でいうと、最後の3枚はすべて子供用のおもちゃですが、感想が「かわいい」だけでは、全部同じものと変わりがありません。

自分の感想が、通り一辺倒のものになっていないか常に注意する必要があるでしょう。

 

さらに、思考が言葉に縛らているとしたら、より深く複雑な思考をするためには、言語力、すなわち言葉の多様性を身に付けることが有用です。

これは、子供の内から身に付けるのが理想だと思います。

 

以上の点から、幼児教育では、子供が言葉の使い方やニュアンスを読み取る大人が、多様な言葉で物事を表現してあげることが大切だと言えます。

それが、子供の情緒教育にも結び付きます。

 

また、大人になってからも細かく、微妙なニュアンスの差を捉えられる表現力があれば、日々の思考やコミュニケーションを彩ることができます。

ひいては、それがハッピーな感情に結びついていきます。

 

文責:えび

 

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